












GRAVIUM 実用性MAXシャープペン
(税込)
2025年7月2日(水) 18時発売予定
7月2日の販売本数は約3000本です。8月以降は毎月3500本ずつ完成し、合計28,000本発注しております。将来的には安定供給できるよう最大限努めております。
数多くの筆記具をレビューしてきたSeasarが、2年の歳月をかけ開発した「実用性MAX」をテーマにしたシャープペン。
“重たいのに、軽快に書ける”という、相反する特性の融合を実現しました。
37gという重量級のボディに13gの真鍮製ウェイトを内蔵し、最適な重量配分を設計。
ペンの自重が筆圧を自然にアシストし、力を抜くほど軽快な筆記感が得られます。
ボディ表面にはソフトフィール塗装「ネオラバサン」を採用。
さらりとした心地よい触感と、優れたグリップ力が特徴です。
クリップは天冠を回すだけで簡単に着脱可能。
クリップを外すことで慣性モーメントが低下し、より軽快な筆記が可能になります。
筆記時の微細な振動やガタつきを抑制するOリングを搭載し、上質な書き心地を実現しました。
■SPEC
・生産国:日本
・芯径:0.5mmのみ
・カラー:ブラックのみ
・重量:37g
・全長:140mm
・最大径:11.3mm
・重心位置(クリップ有):ペン先から69mm
・・重心位置(クリップ無):ペン先から66mm(より書きやすくなります)
・ガイドパイプ:3mm(固定式)
・チャック:金属チャック(クッション機能無し)
・クリップ:着脱可能(専用金型オリジナルクリップ)
・消しゴム:クリーナーピン無し
■素材
・ウェイト(錘):真鍮、軸に接着固定
・12角形ボディ:アルミニウム(ネオラバサン塗装)
・クリップ:鉄
・天冠:真鍮
・ノックキャップ:真鍮
・芯タンク:樹脂
GRAVIUM お取り扱いのご注意
■ソフトフィール塗装「ネオラバサン」について
本製品のボディには、ネオラバサンという特別なソフトフィール塗装を施しております。ネオラバサンは、高い耐加水分解性と優れたグリップ力を兼ね備え、さらりとした心地よい触感を実現しています。一方で、繊細な塗装のため、擦れや傷がつきやすい特性があります。ペン同士が触れ合わないよう、一本ずつ収納できるペンケースでの保管をおすすめいたします。
■先端ガイドパイプについて
GRAVIUMのペン先には、筆記時の視界を良好に保つため、3mmのガイドパイプを採用しています。
精密な設計のため、高所からの落下など強い衝撃を受けると、ガイドパイプが折れる場合があります。お取り扱いには十分ご注意ください。
万一折れてしまった場合は、別売りの口金をお買い求めください。
送料
税込5,000円以上のご購入で送料無料
お届け
- 本製品は宅急便コンパクトでお届けしております。
- 複数個のご注文でコンパクトBOXに入らない場合は宅急便での配送となります。
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1年保証
製造上または材質上の欠陥に対し、納品日より1年間の保証期間を設けております。保証期間内に欠陥が認められた場合、無償で修理または交換いたします。
詳しくは利用規約をご覧ください。
返品・交換・キャンセル
お客様都合による返品・交換・キャンセルには、基本的に対応しておりません。
商品に欠陥がある場合、または誤配送の場合は、返品・交換対応させていただきます。商品到着後7日以内にお問い合わせください。
交換できる在庫がない場合は返品・返金処理とさせていただきます。
YouTube動画の文章抜粋
2025/06/20公開 - デザイン初公開動画
■はじめに
ご視聴いただき、誠にありがとうございます。しーさーです。皆様、大変長らくお待たせいたしました。私が設立した自社ブランド「SEASAR」がお届けするオリジナル製品の第2弾、「実用性MAXシャーペン」がついに完成いたしましたので、ご報告申し上げます。
今回の動画では、これまで秘密にしてまいりましたこの新しいシャープペンシルのデザインを、初めて皆様に公開させていただきます。数えきれないほどのシャープペンシルをレビューしてきた経験を持つ私が、ゼロから開発を手がけた一本です。手前味噌ではございますが、非常に素晴らしいシャープペンシルに仕上がったと自負しておりますので、ぜひ最後まで楽しんでご覧いただけますと幸いです。
■開発の経緯
まず初めに、私がなぜこのシャープペンシルを開発するに至ったのか、その経緯についてお話しさせてください。私が文房具の世界に魅了されたのは中学3年生の時で、そこから早くも11年の歳月が流れました。この間、文字通り何百本という膨大な数のシャープペンシルをレビューしてまいりました。
その中で私が改めて気づいたのは、「自分は重みのあるシャープペンシルが非常に好きだ」という事実です。重厚なシャープペンシルは、手に取った瞬間に「良いものを持っている」という満足感を与えてくれます。さらに、筆記時にはその重量感が安定性につながり、剛性の高い「コツコツ」とした書き心地は非常に心地よく、文字を書くことや勉強そのものを楽しい行為へと変えてくれるのです。
昨年発売いたしましたSEASARブランドの「エアロ」、通称「剛性感マックスシャーペン」は、まさにその「重いシャープペンシルが好き」という私のこだわりを突き詰めた一本でした。しかし、シャープペンシルは重ければ重いほど、素早く滑らかに書くことが難しくなりがちで、「実用性」という観点ではデメリットが生まれてしまうのも事実です。
そこで私は、「重厚感がありながら、軽快に書くことができる」という、一見すると互いに矛盾する二つのテーマを、一本のシャープペンシルで両立できないかと考えました。この挑戦的なコンセプトの実現に向け、開発をスタートさせたのです。構想を開始したのが2023年の6月ですから、完成までには丸2年という期間を要しました。そして今、ついにそのデザインを皆様にお披露目する時がやってまいりました。より詳細なレビュー動画は来週以降に公開する予定ですが、この動画ではまず、このペンがどのような製品なのか、その全体像をお伝えいたします。
■製品名について
それでは、この新しいシャープペンシルの正式名称を発表させていただきます。「実用性MAXシャーペン」の名前は、「GRAVIUM(グラヴィウム)」でございます。
この名前は二つの言葉を組み合わせた造語です。一つは重力や重量感を意味する「Gravity(グラビティ)」。もう一つは、アルミニウムやチタニウムのように、金属元素名の語尾によく使われる「-ium(イウム)」。この二つを融合させ、金属ならではの重量感と質感を表現した名前が「GRAVIUM」です。
■開封とデザインのご紹介
では、実際に製品を開封しながら、その細部を見ていきましょう。パッケージは高級感のある貼り箱仕様で、これはSEASARブランドで定番となっている黒越の化粧箱です。
箱を開けますと、まず一枚のカードが目に入ります。これは製品の注意書きが記載されたカードです。実は今回、このカードのデザインを初めてプロのデザイナーの方に依頼いたしました。これまでの製品では、注意書きの紙や商品自体のデザインもすべて自分で行ってきましたが、今回は箱を開けた瞬間に「これは格好良い」と心から感動していただけるような体験をお届けしたいと考え、シャープペンシルの原寸大の図面をあしらった特別なデザインを採用しました。カードの表面にはGRAVIUMの特徴が、そして裏面にはご使用上の注意点が記載されております。
それでは、大変お待たせいたしました。いよいよ実物のお披露目です。こちらが「SEASAR GRAVIUM」でございます。いかがでしょうか。繊細さと力強さを兼ね備えた、12角形のアルミニウム製ボディが特徴です。表面の光沢は可能な限り抑え、視覚的なノイズを減らした、どこまでもシンプルなデザインを追求しました。手に取った瞬間に、その確かな存在感と力強さを感じていただける、非常に格好良いデザインに仕上がったかと存じます。
カラーバリエーションは「ブラック」一色のみ、芯径は「0.5mm」のみの展開となっております。もし皆様からご好評をいただけましたら、将来的には他のカラーや芯径の展開も増やしていきたいと考えております。
■重量と特別な塗装
このGRAVIUMの重量は、驚かれるかもしれませんが、37gございます。ずっしりとした重さで知られるシャープペンシルとして、私が愛用している野原工芸様の製品がございますが、そちらの重量が約32g前後ですので、GRAVIUMはそれをさらに上回る、非常に重厚な一本となっております。手に持っていただければ、その名の通り、心地よい重力感をはっきりと感じ取っていただけることでしょう。
この12角形のアルミボディの表面には、「ネオラバサン」と呼ばれる特殊で高級なソフトフィール塗装を施しております。この塗装は、高級カメラのグリップ部分や、ゲーム機のコントローラーといった、人の指が長時間触れるパーツにも採用されている、非常に信頼性の高いものです。最大の特徴は、まるで上質なラバーのような、しっとりとした感触でありながら、一切べたつかない点にあります。一般的なラバーグリップは、経年劣化によって「加水分解」という現象を起こし、表面がべたついてしまうことが多いのですが、このネオラバサンは加水分解を起こさない特性を持っています。そのため、長期間ご使用いただいても、新品のようなサラサラとした気持ちの良い触り心地が持続します。
実は、開発当初はこのネオラバサンを採用する計画はありませんでした。最初の試作品では、アルミニウムにアルマイト処理を施した一般的な仕上げを試したのですが、想像以上に表面が滑りやすく、長時間筆記していると指が疲れやすいという課題が見つかりました。そこで、最高の筆記体験のためには滑りにくい塗装が不可欠だと判断し、様々な選択肢を検討した結果、このネオラバサンにたどり着きました。握っているだけで指が幸せになるような、本当に素晴らしい感触ですので、ぜひ一度お試しいただきたいグリップです。
ただし、一つだけご注意いただきたい点がございます。それは傷についてです。爪で軽く引っ掻く程度では全く問題ありませんが、他のペンや硬い物と一緒に筆箱の中で擦れ合うと、どうしても塗装面に傷がついてしまう可能性がございます。これはGRAVIUMに限らず、どのようなペンにも言えることではありますが、美しい状態を長く保ちたいというお客様は、一本ずつ独立して収納できるタイプのペンケースで保管されることを強くお勧めいたします。
■GRAVIUM最大の特徴:重さと軽快さの両立
このGRAVIUMが持つ最大の特徴は、「重たいにも関わらず、軽快に書ける」という点に集約されます。37gという重量は、シャープペンシルの中では紛れもなくヘビー級です。それなのに、なぜ軽快に書けるのか。一見すると矛盾しているように思われるこの性能を実現した秘密は、この「真鍮製の重り」にございます。
GRAVIUMは、この重りをボディの内部に搭載しているのです。こちらのサンプルは、内部構造を分かりやすくするために側面に穴を開けた特別なものですが、ご覧のように、ペンの内部に13gもの真鍮製ウェイトを装着しております。一般的な軽量タイプのシャープペンシル本体の重さが約10gですから、それよりも重いパーツがこの内部に収まっていることになります。
もちろん、実際の製品ではこの重りは内部で完全に固定されており、動くことはありません。しかし、開発段階では、あえてこの重りをわずかに動かせる試作品を用意しました。そして、重りの位置をミリ単位で微調整しては試し書きを繰り返す、という地道な作業を通じて、最もバランスが良く、書きやすいと感じる「黄金比」の位置を徹底的に探し出したのです。
■「慣性モーメント」と最適な重量配分
シャープペンシルの書きやすさを科学的に決める最大の要素、それは「慣性モーメント」です。少し専門的な言葉で恐縮ですが、これは簡単に言うと「物体の回転のしにくさ」を表す物理量のことです。
私たちが文字を書く時、ペンは手の中でわずかに回転運動を繰り返しています。こちらの映像でペンの動きをよく見ていただくと、グリップ部分はあまり動いていませんが、ペンの上部(ノック側)は意外と大きく揺れ動いているのがお分かりいただけるかと存じます。もし、この大きく動く部分に重いパーツが配置されていたら、その重い部分を常に振り回しながら書くことになるため、余計な力が必要となり、すぐに疲れてしまいます。
逆に、文字を書いている時にほとんど動かない場所も存在します。それが、指で握っているグリップの中心部分です。この「動かない場所」にどれだけ重いパーツがあったとしても、筆記時の疲れにはあまり影響しないだろう、ということは感覚的にもご理解いただけるかと存じます。
GRAVIUMは、この物理法則に着目しました。そして、筆記時に「ほとんど動かないグリップ中心部」に真鍮製の重りを集中配置するという設計を採用しました。この工夫により、ペン全体の重量は37gと重くなっているにも関わらず、ペンの振り回しにくさ、つまり慣性モーメントが過度に大きくなることを防いでいるのです。
これは、シャープペンシルを設計する上で、単に「重心を低くすれば書きやすい」という単純な話ではない、ということを示しています。ペン全体の重量を、どの部分に、どのように配分するのか。この「重量配分」こそが、書きやすさを決定づける上で極めて重要な要素なのです。これは、私が膨大な数のペンをレビューしてきた中でたどり着いた、一つの結論でもあります。
■重りを内蔵することのさらなるメリット
では、あえて重りを入れてペンをずっしりとさせることには、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。一つは、「書き心地の質の向上」です。筆記する際に、紙の表面からペン先に伝わる微細な振動を、この重厚なボディが効果的に吸収してくれます。その結果、雑味のない、しっとりとして重厚感あふれる、上質な書き味を堪能することができるのです。
そして、もう一つの大きなメリットが、「自重を活かして楽に書ける」という点です。ペン自体にしっかりとした重さがあるため、強い筆圧をかけなくても、ペン自身の重みが筆圧を自然にアシストしてくれるような感覚があります。そのため、むしろ肩の力を抜けば抜くほど、驚くほど軽快に、スラスラと文字を書き進めることができるのです。
■細部へのこだわり:クリップ
GRAVIUMには、他にも様々なこだわりを詰め込んでいますが、もう一つ特筆すべきは「クリップ」です。正直なところ、筆記中にクリップが指に当たって邪魔だと感じた経験はございませんか。持ち方によってはクリップがストレスの原因となり、集中力を削いでしまうこともあります。
そこでGRAVIUMでは、この問題を解決するために、ペンの先端からクリップの先端までの距離を「96mm」確保しました。私がこれまでのレビュー経験から、この距離は最低でも90mmは欲しいと考えていましたが、それを大幅に上回る96mmという長さを設けることで、筆記中にクリップが指に当たりにくくなるよう、最大限の配慮を施しました。
とはいえ、ペンの後方を持つ方や、ペンを大きく寝かせて書く方など、持ち方は人それぞれです。どうしてもクリップが気になってしまうという場合もあるかと存じます。ご安心ください。GRAVIUMは、そのような場合にも対応できるよう、クリップを簡単に着脱できる設計になっております。
その方法はとても簡単です。まずノックキャップを外し、ボディ上部にある「天冠(てんかん)」と呼ばれるパーツを反時計回りに回します。すると、このようにボディを一切傷つけることなく、クリップを綺麗に取り外すことができるのです。
クリップがない状態ですと、指の当たる部分を気にすることなく、本当に広々と、快適にグリップを握ることができます。また、クリップを取り外すことで、ペン全体の慣性モーメントがさらに小さくなるため、書きやすさも一段と向上します。集中して勉強に取り組みたい時や、レポートなどで大量の文字を書く必要がある時など、用途に応じてクリップを外して使ってみていただくのも、非常におすすめです。私自身、このペンで動画の台本を書くことがありますが、やはりクリップを外した方が格段に作業がはかどります。
さらに、ボディは12角形に設計されているため、机の上でどこまでも転がり続けてしまうという心配もございません。六角形や八角形に比べれば転がりやすいですが、意図しない落下を防ぐという点でも、安心してお使いいただけるかと存じます。
■その他の機構
この他にも、筆記時の微細な振動をさらに抑制するための「Oリング」を内部に組み込んだり、使用中にペン先の口金パーツが勝手に緩んでこないよう、その接合部にも「Oリング」を配置するなど、本当に妥協することなく、細部に至るまで徹底的にこだわって作り込みました。今回お伝えしきれなかった、さらなるこだわりポイントにつきましては、来週以降に公開予定の徹底レビュー動画にて、その全ての情報をお届けしたいと考えております。
■価格について
最後に、GRAVIUMの価格を発表させていただきます。以前から、「価格は1万円以下に抑えたい」とお伝えしておりました。参考までに、昨年発売した「エアロ」は、製造に非常にお金がかかる亜鉛のダイキャスト製クリップや、内部の金属製タンクにまで塗装を施すなど、文房具好きとしてのロマンを惜しみなく詰め込んだ、大変手間とコストのかかった高級シャープペンシルで、価格は税込み11,000円でございました。
今回のGRAVIUMの価格は、税込みで「6,600円」とさせていただきます。
GRAVIUMでは、軽量化と実用性を重視し、芯タンクには樹脂製のものを採用するなど、コストを抑える努力もしております。しかしその一方で、書き心地の核となる真鍮製の重りや、ネオラバサンによる高級特殊塗装、そして着脱可能なクリップという複雑なギミックの採用など、私がどうしてもこだわりたかった部分には、やはり相応のコストがかかっております。この6,600円という価格にご納得いただけるかどうかは、ぜひ皆様ご自身に実際にお使いいただき、その価値を判断していただければと存じます。そして、もしよろしければ、YouTubeやSNSなどで皆様の率直なレビューをお聞かせいただけますと、開発者としてこれほど嬉しいことはございません。
■販売に関する情報
発売日は、2025年7月2日を予定しております。販売は、まずSEASAR公式オンラインストアにて開始いたします。発売開始の時点では、倉庫に十分な量の在庫を確保している予定ですので、ご注文いただき次第、3営業日以内には発送させていただきます。
そして、皆様から本当に多くのご要望をいただいておりました、文房具店での店頭販売も実現することになりました。オンラインストアでの発売から10日後となる7月12日より、「ハンズ名古屋店」様にて、SEASARブランドの商品をお取り扱いいただきます。学生の方々にとってオンラインストアでの購入はハードルが高い場合があることや、「実際に製品を見て、試してから購入したい」というお声も非常に多くいただいておりました。そこで、まずは私が中学生の頃から大変お世話になっている、思い入れの深いハンズ名古屋店様から販売をスタートさせていただくことになりました。今後は、全国の皆様のお手元に届くよう、お取り扱い店舗を少しずつではありますが、広げていきたいと考えております。
■生産本数とプロジェクトへの想い
最後に、今回のGRAVIUMの発注本数についてお話しさせてください。正直に申しまして、とてつもない数を発注いたしました。毎月3,500本が8ヶ月間にわたって順次完成する計画となっており、合計で「28,000本」を発注しております。
もし、このプロジェクトが皆様にご支持いただけなかった場合、本当に恐ろしいことになるなと、今も少しドキドキしております。これは、これまでの私のプロダクトの中で、最も大きな投資を行い、最も多くの数を発注した、最大のプロジェクトです。そのため、大きなワクワク感と同時に、大変な緊張感も感じております。
7月2日にオンラインストアで販売を開始する初期在庫は約3,000本を予定しておりますので、発売直後は早い段階で売り切れとなってしまう可能性もございます。しかし、どうぞご安心ください。その後も毎月3,500本ずつ、継続的に在庫を補充してまいりますので、将来的には、欲しいと思ってくださった方がいつでも手に入れられるような、安定した供給体制を築けるよう、私も全力で努力いたします。
■結び
というわけで、今回はSEASARブランドの新作シャープペンシル「GRAVIUM」のデザインを初公開させていただきました。オンラインストアの商品ページは、この動画の説明欄にリンクを記載しております。商品ページも、製品同様に非常にこだわって作成いたしましたので、ぜひ一度ご覧いただけますと嬉しいです。
それでは、最後までご視聴いただき、誠にありがとうございました。
今後公開予定 - 徹底レビュー動画
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“重たいのに、軽快に書ける”
これこそがGRAVIUMの核心であり
最大のテーマです。
重たいシャープペンには特別な魅力があります。適度な重量感がもたらす所有欲、ペン先から指先へ伝わる剛性感、コツコツと心地よく響く筆記音──これらが書くことそのものを楽しみに変えてくれます。しかし一方で、重さを増すほど軽快さは失われ、実用性が低下するという矛盾が存在していました。
GRAVIUMが挑んだのは、この「重たいのに軽快に書ける」という相反する特性の融合です。真鍮という金属に“重さ”を託し、最適な重量配分になるよう設計。重厚感と37gとは思えない軽快な筆記感を高度な次元で両立しました。
『重さをコントロールする金属』
その名も、
gravity+-ium = GRAVIUM
GRAVIUM ー 実用性への探究

13gの真鍮製ウェイトが生み出す、新感覚の筆記体験
12角形アルミニウムボディに13gの真鍮製ウェイトを内蔵。筆記中ほぼ動かない安定点「静点」を中心にウェイトを配置し、37gという重量級ボディならではの剛性感と軽快さを実現しました。ペンの自重が筆圧を自然にアシストし、力を抜くほど軽快な筆記感が得られます。
※真鍮製ウェイトはボディに完全固定されており、分解はできません。

ソフトフィール塗装「ネオラバサン」採用ボディ
12角形アルミニウムボディの表面には、高い耐加水分解性を備えたソフトフィール塗装「ネオラバサン」を採用。さらりとした心地よい触感と、優れたグリップ力を実現しました。
※繊細な塗装のため、擦れや傷にはご注意ください。1本ずつ収納できるペンケースでの保管をおすすめします。

指に干渉しない短いクリップ
ペン先端からクリップ先端までの距離は、快適な筆記のために一般的に90mm以上が必要と考えています。短すぎるとクリップが指に当たり、筆記時のストレスとなります。
GRAVIUMは96mmの余裕を持たせた設計により、指との干渉を徹底的に排除。
この細部までのこだわりが、「実用性MAX」を掲げるGRAVIUMならではの完成度です。

着脱可能クリップ
天冠を回すだけで、ボディを傷つけることなくクリップを簡単に取り外せます。クリップを外すことで筆記時の静点(筆記中ほぼ動かない安定点)を中心とした慣性モーメントが低下し、より軽快な筆記が可能に。
また、GRAVIUMの象徴的な12角形ボディは、繊細なデザインと転がり防止という機能性を両立。さらに、クリップ先端は「面」で優しく留める設計とし、ペンホルダーや書類への傷つきを防ぎます。細部まで気遣い抜かれた設計です。

筆記振動抑制Oリング
芯タンクにOリングを装着することで、ノックキャップとボディの隙間で発生する筆記時の微細な振動やガタつきを抑制。上質な書き心地を実現しました。
※完全に筆記振動をなくすことを保証するものではありません。

口金ネジへのOリング装着による緩み防止設計
口金と内部メカの間にOリングを装着することで、筆記時の振動によるネジの緩みを防止。いつまでも安心して書き続けられる剛性感と安定性を実現しています。
GRAVIUM ー タイムレスなDesignへの探究

繊細さを纏う12角形ボディ
GRAVIUMは、デザイン性と実用性の両立を追求し、12角形ボディを採用しました。
6角形や8角形では角がはっきりと感じられ、握った際に違和感を覚えることがありますが、12角形にすることで自然に手になじむグリップ感を実現。
見た目の美しさだけでなく、指先への心地よさも妥協なく追求しています。

控えめなSEASARロゴ
天冠にはレーザー刻印を施し、あえて真鍮の素材感を活かしたゴールドのロゴを採用。
緻密で繊細な刻印技術により、さりげなくSEASARクオリティを主張しつつも、控えめでエレガントな印象に仕上げています。細部に宿る、上品な美しさをお楽しみください。

12角形ボディと調和するオリジナルクリップ
立体感のある造形が特徴の専用オリジナルクリップは、新たに専用の金型から製作。
12角形ボディのシャープで繊細なデザインと違和感なく融合し、GRAVIUMならではの統一感を生み出しています。

幅広ノックキャップ
太軸ボディのデザインに最適化した、一般的なシャープペンより幅広のノックキャップを採用。
指に触れる面積を広げることで、指への負担が少なく優しい操作感を実現しています。デザイン性と実用性を兼ね備えたGRAVIUMならではの配慮です。

3mmガイドパイプ
短すぎず長すぎない、絶妙な3mmのガイドパイプを採用。ペン先の視界をしっかりと確保し、定規を使った線引きも快適に行えます。機能性だけでなく、ボディ全体と調和する自然で美しいデザインに仕上げました。
※精密な設計のため、高所からの落下など強い衝撃を受けると、ガイドパイプが折れる場合があります。お取り扱いには十分ご注意ください。万一折れてしまった場合は、別売りの口金をお買い求めください。

AeroとGRAVIUM、それぞれが極める世界
Aeroは「剛性感MAX」のコンセプトを掲げ、書くことの歓びを極限まで追求した一本。重厚で精巧なつくりは、一画一画を味わい尽くすような、特別な筆記体験をもたらします。
対するGRAVIUMは「実用性MAX」をテーマに、日常での書きやすさを極めました。重厚感がありつつも、驚くほど軽快に滑るようなストローク。高い剛性を維持しながら、長時間筆記でも快適なバランス感を実現しています。
重厚さを味わうか、快適を極めるか──。
2つの個性が、筆記具の新たな基準を提示します。

末永くお使いいただくために
GRAVIUMは納品日より1年間の製品保証がございます。保証期間内に欠陥が認められた場合、無償で修理または交換をいたします。
また、保証期間が過ぎた場合や保証対象外の場合は有償での修理が可能です。
保証の対象範囲については利用規約内の保証規定をご確認ください。
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